「電動推進機を採用した実験艇E-Watatsumi」クルマやバイクだけじゃない船も電動化の波、ヤマハのマルチパスウェイ戦略

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ジャパンインターナショナルボートショー2026でヤマハ発動機が展示した、電動推進機を搭載した実験艇「E-Watatsumi」
ジャパンインターナショナルボートショー2026でヤマハ発動機が展示した、電動推進機を搭載した実験艇「E-Watatsumi」(写真:筆者撮影)

2026年3月、パシフィコ横浜および横浜ベイサイドマリーナの2カ所の展示会場に加え、今回は3カ所の体験会場を加えて開催されたジャパンインターナショナルボートショー2026。従来の展示に加え、体験を加えたわけは、日本人の海離れがあるという。

というのも、海水浴客はピーク時の1985年が3800万人だったのに対し、23年には430万人とおよそ40年間で約9割減少したというのだ。すべての業界でレジャーの多様化が進んでいるとはいえ、子供の頃必ずと言っていいほど夏には家族で海に行っていたのは、過去の話になってしまったようだ。

【写真】電動推進機を採用した実験艇「E-Watatsumi」をはじめ、ヤマハ発動機のジャパンインターナショナルボートショー2026での展示内容(23枚)

ヤマハにおけるマリン事業の現状

そうした背景も踏まえ、ヤマハ発動機はマリン事業本部長・野﨑達也氏によるプレスブリーフィングを実施した。同社が目指す「幅広いマリンの世界観」を体現する展示と、事業の現状・未来像が余すところなく語られた。

ヤマハ発動機といえば、2輪メーカーとして名高いが、じつはマリン事業はそれと並ぶ大きな柱となっており、マリン業界では国内トップのメーカーといって間違いない。当然、全社売上収益および営業利益の両面において高い割合を占めるコア事業に位置付けられている。

これは、過当競争を余儀なくされるスクーターなど小型2輪などに比べても、その収益性の高さは同社の大きな強みであり、長年にわたって培われてきた技術力とブランド力が土台となっている。

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