奨学金を毎月10万円返済していたら「自律神経に異常」が…奨学金400万円・37歳男性の涙ぐましい返済生活

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約400万円の奨学金を借りた男性が経験した「涙ぐましい返済生活」とは?(写真:mits/PIXTA)
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かつては「苦学生のもの」という印象だったが、今や多くの学生が利用している奨学金。とはいえ、10代の若者が借りるには金額が大きすぎるのも事実であり、平均借入総額は学生ひとりあたり313万円にものぼる。とくに昨今では金利が上昇しており、将来的な返済額が想定以上になる可能性も。
本連載ではそんな奨学金返済者たちの「家計簿」に着目。奨学金という“レバレッジ”を効かせた人生を歩む人々の半生を振り返りながら、知られざる台所事情を深掘りしていく。

大学卒業後、専門学校進学のために奨学金を利用

「奨学金の返済があるから仕事を辞められないという人も多いと思いますが、人生は長いので、『キツくなったら一度転職するのもあり』という考えは持っておいたほうがいいですね」

現在、海外駐在員として働く西川広輝さん(仮名・37歳)は、大学卒業後、専門学校に進学した際に奨学金を借りた。

「大学を卒業したのは2011年3月。リーマンショックの影響が残り、さらに東日本大震災が起きた年で、就職先がほとんど見つからず、内定がないまま卒業することになりました。そんな中、『専門学校でもう一度勉強し直したい』という思いが強くなったんです」

西川さんは既卒後に1年ほど契約社員として働いてお金を貯めてから、ファッション系の専門学校に入学。3年制だが、1年分の学費しか用意できなかったため、足りない部分を奨学金で補った。

「第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(有利子)の両方を借りました。大学の学費は親に出してもらいましたが、専門学校は自分で決めた進路なので、これ以上負担はかけたくなかったんです。学費は年間約100万円のため、3年で300万円に加え、材料費や特別講師の受講料などもあり、総額で約400万円以上はかかったと思います」

実家から通っていたが、交通費や学費関連の支出はすべて自分で負担していた。生活費の一部は親と共有していたが、学費に直接・間接的に関わる費用は自分で支払っていた。

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