ショックを受ける西川さん。しかし、同時に「これから先の人生は長いんだから、ここで無理して体を壊して何十年も苦しむより、一度辞めたほうがいいんじゃないか」とも言われた。
こうして、会社を辞め、有給を使って寮に住みながら転職活動をしていたところ、地方の会社へパタンナーでの再就職が決まった。有給中も給料が入るため、それで引っ越し代は賄えたが、その時点で貯金は50万円もなかった。
「転職後のゴールデンウィークに実家へ帰省したタイミングで、前出の先生に診てもらったところ、言われた症状が全部治まったんです。先生も『今まで見てきて、こんなにすぐパッと消えるのは初めて見た』と言ってくれたくらいです。その後も定期的に通っていましたが、先生も『もう問題ない』と言ってくれました。もし、前の会社にずっと勤めていたら、余計に悪化していたかもしれません」
現在も返済は続いているが…
そして、コロナ禍前に今勤めている会社に転職した古賀さんは、数年前から海外赴任中だ。
日本でもらっていた給料に加えて『海外手当』が支給され、海外赴任では現地通貨でも同程度の金額が支払われる。2倍とまではいかないが、それ相応の給料を得られるようになり、奨学金も順調に返済できている。
「第二種が残り440万円くらい。第一種はまだ100万円くらいありますが、利子はかからないですからね。これを全部まとめて一括で返済することもできますが、今は貯金がコンスタントに貯まっているので、まだやっていません。これくらいの負債であれば、最悪すぐ返せる。だったら、もう少し貯金しながらのほうが大事だと思います」
想定外の異動があり、不満はあったものの、それでも今の生活は奨学金を借りなければ実現しなかった。





















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