「あなたの部屋は本当に安全?」——大地震では家具が凶器に《見落としがちなポイントとよくある7つの誤解》

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家具転倒に挟まれた人のイメージ
大地震が起きれば、身近な家具が凶器になる恐れがあります。対策はしっかりと(写真:おくやまひろし / PIXTA)
東日本大震災から15年というタイミングで、改めて見直したいのが大震災に備える各自の対策です。3〜4月は新生活が始まるシーズンでもあり、改めて目を向けてほしい家の中の防災対策について、全国で講演活動を行っているアウトドア防災ガイドで、兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 博士後期課程在籍のあんどうりすさんが解説します。
前後編でお届けします。本記事は前編です。後編はこちらから↓
地震で怖いのは「重たい家具の転倒」だけじゃない《「本の落下」で30〜50代男性も犠牲に》死なないための対策とは

春は、暮らしが動きだす季節です。

ご自身やお子様の入学や進級、転勤、一人暮らしのスタートなど、新しい生活が始まる方も多いのではないでしょうか。部屋のレイアウトを変えたり、新しい家具を迎えたりする機会も増える時期です。

そしてこの時期は、地震への備えを整える絶好のタイミングでもあります。

生活が整っていくこのタイミングは、いつもは面倒に思いがちな地震対策にも、比較的取り組みやすい時期です。この記事では、最新の研究や実験データをもとに、命を守るための室内の地震対策について紹介します。

室内の地震対策には見落としポイントも

私は大学院で、家具の転倒防止などを含む室内の地震対策について研究しています。これまで、さまざまな対策や情報を比較してきました。

その中には、

・実験条件が示されていないもの

・効果の検証方法がはっきりしないもの

なども見受けられます。

もちろん、すべての情報が間違っているわけではありません。

ただ、「なぜ有効なのか」が説明されていなかったり、「どの研究をもとにしているのか」が分からなかったりすると、その効果の程度を判断することは難しくなります。

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