「あなたの部屋は本当に安全?」——大地震では家具が凶器に《見落としがちなポイントとよくある7つの誤解》

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せっかく時間をかけて行った地震対策が、命を守ることにつながっていなかったら、とても残念なことです。

そして実際の死亡事例を調べていくと、一般的に知られている対策だけでは十分とは言えない可能性も見えてきました。室内の地震対策には、意外と見落とされているポイントもあるのです。

そこでまずは、信頼できる情報を確認するところから始めてみましょう。信頼できる情報、それは、東京消防庁の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」です。

東京消防庁のハンドブックが参考になる

この資料には、次のような特長があります。

 実際の地震による負傷事例の分析を基にしていること

 定義を明確にしていること(電気製品も含む家具類の転倒・落下・移動防止)

 ①減らす(集中収納)②レイアウトの工夫(寝室や廊下に置かない・避難経路の確保)③家具等の固定と、対策する順番を明記して記載していること

 実験結果や検証データを踏まえて対策を提示していること

 特定の商品ではなく、原理や考え方を示していること

 図や写真で具体的に示され、再現性が高いこと

 マンションなど長周期地震動の影響がある場合の対策も書いていること

 チェックリストがついていること

 定期的に内容が更新されていること

このことから単なる「便利な方法の紹介」ではなく、「なぜそれが有効なのか」という根拠が追試験できる形で示されている点が大きな強みです。

マンション特有の揺れに対する対策のチェックリスト
「マンション特有の揺れに対する対策のチェックリスト」(画像:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』令和6年1月版P37より)
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