「発達相談を受けてみては?」——担任の言葉に戸惑う親へ児童精神科医が忠告、「普通の子」願うのは過剰期待
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「我が子が発達障害?」と悩む親に児童精神科医の答えとは? *写真はイメージ(写真:daigo / PIXTA)
児童精神科医として40年以上、多くの子と親に接し、惜しまれながら2017年に逝去した佐々木正美さんの著書『この子はこの子のままでいいと思える本』が今年2月、SNSの投稿をきっかけに再び注目を集めています。
時代は変わっても、子育ての本質は変わりません。改めて同書より一部を抜粋し、3回にわたってご紹介します。子育て中、親が悩み、迷ってしまうことについて佐々木さんはどう答えていたのでしょうか。本記事は2回目です。
「普通の子」なんていない
■相談■ 「発達相談を受けてみては」と言われて(小3・年長男の子の母)
小3の息子は、よく言えばとてもマイペースな性格で、自分の感情のおもむくまま、思ったことをストレートに口に出してしまいます。
授業中でも大声でおしゃべりしたり、クラスメイトとのやりとりで気に入らないことがあると、面と向かって「バ~カ!」となじったりします。
でも、いいところもいっぱいあって、幼児のころから絵を描くのが好きで、長い時間をかけて大作を仕上げたり、図鑑で花や植物のことを調べたり、関心のあることには集中力を発揮します。
こういう個性の子だと受け止めて普通に育ててきたし、先生もあたたかく見守ってくださっていると思っていました。ところが、いっこうに落ち着かない息子の様子にたまりかねたのか、担任の先生に「一度、発達相談を受けてみては?」と言われました。
でもそこで、息子が「普通じゃない」と判定されたら……。ショックを受けそうで、踏ん切りがつきません。
小3の息子は、よく言えばとてもマイペースな性格で、自分の感情のおもむくまま、思ったことをストレートに口に出してしまいます。
授業中でも大声でおしゃべりしたり、クラスメイトとのやりとりで気に入らないことがあると、面と向かって「バ~カ!」となじったりします。
でも、いいところもいっぱいあって、幼児のころから絵を描くのが好きで、長い時間をかけて大作を仕上げたり、図鑑で花や植物のことを調べたり、関心のあることには集中力を発揮します。
こういう個性の子だと受け止めて普通に育ててきたし、先生もあたたかく見守ってくださっていると思っていました。ところが、いっこうに落ち着かない息子の様子にたまりかねたのか、担任の先生に「一度、発達相談を受けてみては?」と言われました。
でもそこで、息子が「普通じゃない」と判定されたら……。ショックを受けそうで、踏ん切りがつきません。
【「普通の子」なんていないと、わたしは思います。それぞれの個性をじょうずに伸ばしながら生きやすい環境をつくってあげてほしい。発達障害かどうかより、その行動の背景や理由を知ることが必要です】
もしこのお母さんがわたしのところに直接ご相談に来られたのであれば、わたしは「普通の子でなくてよかったですね」と言ってさしあげたいと思います。
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