この言葉、みなさん耳にしたことがおありですよね。そう。「極めて大切なこと」を表す語句です。
肝臓と腎臓は、古来より人間の健康を左右する極めて重要な臓器とされてきました。そのため「肝腎」という言葉が「全体の中の大事な局面」や「物事のカギを握るポイント」を表すようになったとされます。また「要」も、扉を開閉する際の中心軸となる重要部分のことを指していて、「肝腎」と「要」が合体して「めちゃくちゃ大切な核心の部分」を意味する言葉となったわけです。(「はじめに」より)
『長生きしたけりゃ、肝臓と腎臓を同時に整えなさい』(栗原 毅 著、東洋経済新報社)の冒頭にはこう書かれている。「なるほど、納得」という感じではあるが、ちょっと気になることもある。多くの場合、「かんじん」は「肝心」と書くのではないかと。
もちろんそれも正解なのだが、本来は「腎」が正しかったのだという。この言葉が生まれた中国では伝統的中医学に教えに従い、「肝」と「腎」をとくに重視する考えが浸透していたというのだ。
人間の体にとって大事な「肝臓と腎臓」
要するに、人間の体にとって肝臓と腎臓はそれほど重要だということ。本書も、その点を訴えるために書かれたのだそうだ。
肝臓と腎臓の役割はまったく異なるように見えるが、実は深く影響し合っており、互いに協力し合いながら人体の中心的システムを維持しているのだという。文字どおり、「肝腎要」の役割を果たしているのだ。
したがって私たちが健康に生きていくためには、肝と腎の2つの機能を普段からしっかり守っていくことが大切なのである。
ちなみに本書は、両者の重要性を一緒に論じた健康書であるようだ。日本の医療界では、肝臓は「肝臓内科」や「消化器内科」の、腎臓は「腎臓内科」の持ち分であり、医者も研究者も自身の持ち場を離れることはほとんどなかったというのだ。





















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