著者はここで高齢者のリスクを強調しているが、もちろん「当たり前の食生活」は全世代にとって重要なことでもあるだろう。日々の食事は、生命活動のエネルギー源なのだから。
そして、ちゃんと食べてエネルギー源を確保することは、肝臓や腎臓の働きを活気づけることにもつながるのだ。
たんぱく質は「上限スレスレまでちゃんと摂る」のがベスト
「肝臓にも腎臓にもいい食事」を提案するうえで悩ましいのは、「たんぱく質をどうするか」だ。端的に言えば、「肝臓のことを考えれば、たくさん摂ったほうがいい。腎臓のことを考えればなるべく摂取を少なめにしたほうがいいが、かといって少なくしすぎるのもよくない」からだ。
だとすれば、「だったら、どうしようもないじゃん」と思いたくなるのも当然かもしれない。
では、どうすればいいのか。
この問いに対して著者は、こういうときには「もっとも恐ろしいリスクを避けること」を第一に考えるべきだと主張している。
ただ、たんぱく質を摂りすぎて腎機能に負担をかけるのもよくないので、腎機能低下が気になっている人は「自分が摂っていい量の限界スレスレまで目一杯摂る」という姿勢をとるのがベストではないでしょうか。(140ページより)
慢性腎臓病では、進行ステージごとに「1日に摂っていいたんぱく質の量」が決まっている。そこで、そのガイドラインに従って「決められた量の限界ライン」までできるだけ摂るようにするということだ。




















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