トヨタの次世代モビリティ「e-Palette」が直面する2つの課題。乗用車でも商用車でもない新たな概念は浸透するか?

✎ 1〜 ✎ 91 ✎ 92 ✎ 93 ✎ 94
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「e-Palette」はトヨタが「モビリティ社会の実現に向けて、マルチな使い方を通じ新たな移動体験を提供」とうたう次世代モビリティ(筆者撮影)

トヨタが2025年9月15日に発売した次世代モビリティ「e-Palette(イーパレット)」。

モビリティ社会の実現に向けて、マルチな使い方と新たな移動体験を提供するモビリティである。とはいえ、そう聞いてもピンとこない人が多いだろう。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

なぜなら、これまでの乗用車とも企業所有の商用車とも異なる、“公共交通の仲間”に属するからだ。

トヨタは東京・お台場地区で26年1月27日に、e-Palette取材会を実施。実車を使って報道陣にマルチな使い方を体験させた。

筆者もこの取材会に参加。すると、2つの大きな課題が改めて見えた。

「メガウェブ」の跡地で行われた取材会

新交通ゆりかもめの「青海(あおみ)駅」、またはりんかい線の「東京テレポート駅」のほど近くに25年10月3日、「トヨタアリーナ東京」がオープンした。バスケットボールをはじめ、さまざまなエンターテインメントが行われる、東京の新たな名所だ。

今回のe-Palette取材会は、トヨタアリーナ東京に隣接するカートコース「シティサーキット東京ベイ」を起点に行われた。

これら一帯は、21年末に終業したトヨタの体験型テーマパーク「メガウェブ」の跡地である。

シティサーキット東京ベイの屋内施設に入ると、そこはまるで“e-Paletteのテーマパーク”だった。ここからは、取材した順にe-Paletteの多様な使い方を紹介する。

全長およそ5m、全幅およそ2mの車体を持ち、最高時速は80km(筆者撮影)

最初は、自動運転だ。自動運転開発企業のティアフォーと連携した技術を活用し、車両制御インターフェイスを構築。自動運転と加速・減速、タイヤの切れ角などの車両制御システムの接続を標準化している。

そのうえで、堅牢性を高めるための冗長システムを搭載している。もしも、メインシステムに不具合が出ても、的確なバックアップ体制ができているということだ。

【写真】詳しく見てみたい「e-Palette」の次世代モビリティたるカタチ(25枚)
次ページMR(ミックスド・リアリティ)を使ったシミュレーター
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事