イタリアのスーパースポーツカーブランド、フェラーリの躍進が続いている。
2025年には全世界で1万3640台の新車を販売。売上高(Net Revenues)は71億ユーロ(約1兆3000億円)を超え、営業利益(EBIT)も21億ユーロ(約3800億円)を上まわった。まだ昨年の業績を発表していないメーカーもあるので断定的なことは言えないが、フェラーリがスーパースポーツカー界で最大の規模を誇っていることは間違いないだろう。
なぜ、フェラーリのビジネスはこれほどまでに成功しているのか。スペイン・セビリア地方で開催された新型車「849テスタロッサ」の国際試乗会に参加して秘密の一端が見えたので、ここでその模様をリポートしたい。
1050psの強心臓を持つ849テスタロッサ
排気量4.0リッターのV8ツインターボエンジンをキャビン後方に搭載し、ここに3基のモーターと高圧バッテリーなどで構成されるプラグインハイブリッド・システムを組み合わせた849テスタロッサのパワートレインは、システム出力(エンジンとハイブリッドシステムの合計)が1050psに達するモンスターマシンだ。
さすがに、これを上まわる量産モデルはフェラーリのラインナップにも存在しないため、フェラーリは849テスタロッサのことを「ラインナップのトップに位置するモデル」と説明する。
これを聞いて、フェラーリの歴史に詳しいファンであれば「おや?」と思われるかもしれない。なにしろ、1948年に誕生した第1号車以来、フェラーリの最高峰モデルには常にV12エンジンが積まれてきたからだ。




















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