突然の解雇で職探し「バイトから居酒屋開業」の裏で約7年間「介護を両立」、ドムドム社長が踏ん張り続けた日々

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居酒屋開業時の藤崎さん
左/居酒屋を開業、お店のスタッフたちと(写真:筆者提供) 右/ドムドムフードサービスの藤崎忍代表取締役社長(写真:ドムドムフードサービス・プレスリリースより)
業績低迷に苦しみ、一時は“絶滅危惧種”とも言われるほど店舗数が激減していた「ドムドムハンバーガー」。黒字に転換させ、一躍、その手腕が大きく評価されたのが藤崎忍社長でした。
前記事で紹介したように、もとは主婦として家庭を支えていた彼女は、39歳でアパレルショップに初就職。その後は居酒屋店でアルバイト、そして自身で店を開業し切り盛りする中でスカウトされ、ドムドムハンバーガーの商品開発を手がけるようになります。
一方、このキャリアの裏では、夫の介護もありました。藤崎さんはどのようにして仕事と介護を両立させてきたのでしょうか。介護や子育てとの両立に悩む人たちに向けて、藤崎さんが伝えたいこととは? (本記事は、藤崎さんの著書「『39歳、初就職。』から一部を抜粋したものです)
【あわせて読む】ドムドム社長「39歳で初めての就職先」は"ギャルの聖地"。議員の夫を支える主婦、人生の岐路で飛び込んだ新しい世界

仕事が心の避難場所

「仕事をすることで他のつらさを忘れる」というのは後ろ向きな姿勢で、仕事の取り組み方として正しいとは言い難いかもしれません。けれども、私は仕事があったおかげで介護の日々の自分の心を守ることができました。

夫は糖尿病で入院してから13年、心筋梗塞で倒れてから10年。そのうち6年と7カ月は要介護生活でした。前記事でも紹介したように、私は渋谷109のアパレルショップで働いていたのですが、オーナーの経営方針が変わって解雇。職探し・居酒屋のアルバイトを経て、自分で店を持つようになっていました。

夫が要介護になったとき、施設にお願いすることは考えませんでした。体力的な負担が減るとわかっていてもそうしなかったのは、自分の心の均衡を保つためでした。

居酒屋でアルバイトしていた筆者
渋谷109のアパレルショップを退職後、居酒屋でアルバイトをしていたころ(写真:筆者提供)

仕事を一生懸命するなら、介護も一生懸命しないとバランスが取れそうにないと。自分ができる限りを尽くすことに意味があり、それでこそ夫婦関係もうまくいくと考えたのです。

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