【タイで最新モデルが発表、2026年に新型投入予定】世界中から愛されるトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」のタフネス

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1988年発売の5台目、1997年発売の6台目、そしてタイで2025年11月に発表されたばかりの新型BEVモデルのハイラックス
1988年発売の5代目、1997年発売の6代目、そしてタイで2025年11月に発表されたばかりの新型BEVモデルのハイラックス(写真:トヨタ自動車)
20~30年以上経った今でも語り継がれるクルマが、続々と自動車メーカーから投入された1990年代。その頃の熱気をつくったクルマたちがそれぞれ生まれた歴史や今に何を残したかの意味を「東洋経済オンライン自動車最前線」の書き手たちが連ねていく。

セダンやスポーツカー、SUVなど、1990年代に人気を博したクルマは数多いが、個人的に思い入れが深いのが、トヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」だ。なにせ、88年登場の5代目から97年登場の6代目まで、合計3台を20年以上乗り継いだ愛車。

当然ながら数々の思い出があるのだが、なかでも一番印象に残っているのが、とにかく頑丈だったことと、アウトドアや雪道などで威力を発揮する高いオフロード性能だ。では、より具体的に、筆者はどんな点に心引かれていたのか、当時の思い出を振り返りながら紹介しよう。

【写真】トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」歴代モデル、さらに2025年11月に発表された新型も紹介(33枚)

ピックアップトラックが人気だった時代

ピックアップトラックとは、キャビンから後ろの部分が荷台(ベッド部と呼ぶ)になっている小型貨物自動車の一種。主に北米や東南アジア、アフリカや南米、中東などで人気が高く、海外では商用だけでなく、自家用乗用車として利用しているユーザーも多い。

たとえば、北米の中西部や南部などでは、ほぼ一家に1台といえるほど、かなりポピュラーな存在。現地では、フォードやダッジなどの現地メーカーが販売するモデルはもちろん、日本メーカーでもトヨタが「タンドラ」や「タコマ」、日産自動車が「タイタン」などといった海外専売モデルを展開している。

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