ツタンカーメンに並ぶ、三大黄金マスクの1つが来日 TBS
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エジプトの「三大黄金マスク」をご存知だろうか。ツタンカーメン王があまりにも有名だが、実はそのほかにもエジプトの至宝と呼べるものが存在する。それは「プスセンネス1世の黄金マスク」と「アメンエムオペト王の黄金マスク」。いずれも古代のものとは思えない美しい輝きを現在でも放っている。
そんな三大黄金マスクの1つ「アメンエムオペト王の黄金マスク」が21年ぶりに来日。実物が展示されている『黄金のファラオと大ピラミッド展』が話題を呼んでいる。
テーマは「ファラオとピラミッド」。約18万点という世界一のエジプト・コレクションを誇る国立カイロ博物館の膨大な収蔵品の中から、監修者の吉村作治早稲田大学名誉教授によって厳選された約100点が展示されている。
前述した「アメンエムオペト王の黄金マスク」はもちろん「ピラミッド建設とその技術」、「ピラミッド時代のファラオたち」、「ピラミッド時代を支えた人々」、「ピラミッド時代の女性たち」、「黄金に輝く来世」といった章立てで、ピラミッドが建設された古王国時代を中心に末期王朝時代までを展示品とともにわかりやすく紹介。ファラオや王家の女性、貴族の活躍、ピラミッド建設を支えた人々の暮らしなど、古代エジプトの世界やピラミッドの謎に迫る内容となっている。
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また吉村教授が取り組んでいる「太陽の船」の最新調査報告をはじめ、現在エジプトでしか見ることができない「ツタンカーメン王の黄金マスク」や「ギザの三大ピラミッド」などを撮影した4Kシアターも常設。世界初となる展示ケースから外した状態での黄金マスクの超高精細動画は必見だ。
展覧会は2016年1月3日(日)まで、六本木の森アーツセンター ギャラリーにて開催中。
およそ4500年前、クフ王、カフラー王、メンカウラー王という3代のファラオたちが建造した巨大なピラミッド群。なぜ建てられたのか、どのようにして建てられたのか、その目的や技法はいまだ解明されていない。いつの時代も人々を魅了してやまない、数々の謎を有するエジプトの至宝が集結したまたとない機会。一度、触れてみてはいかがだろうか。