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快適を極めた安全性「MAZDA3」真の価値

マツダ

日常に映える、美しい曲線が特徴だ。セダンとファストバックの2タイプで、価格は218万1000円~362万1400円(税込み)

5月24日に販売開始以来、大きな話題を集めているマツダの「MAZDA3(マツダ・スリー)」。新世代商品の第一弾となるこの新型車は、走行性能からデザイン、静粛性、質感まで基本要素を一新。「日常が鮮やかに輝くパーソナルカー」をコンセプトに掲げている。

この「日常が鮮やかに輝く」というコンセプトにマツダが込めた思いは深い。国内営業担当常務執行役員、福原和幸氏は次のように説明する。

「マツダは、クルマを単なる移動手段とは考えていません。クルマは、運転する人の日々の生活をイキイキとしたものにできる存在だと信じています。たとえば短い通勤時間でも、近場へ買い物に行くときでも、その時間が楽しいものになる。MAZDA3は、そういった体験を提供することを目指して開発したクルマです」

チューンナップされたハイパフォーマンスカーをサーキットで操るのではなく、あくまで日常の法定速度内の運転で「走る歓び」が感じられ、思わず笑顔になれるクルマ。クルマ好きはもちろんのこと、しばらく運転から離れていた人や、これから運転デビューしようという人までが安心して楽しめるクルマ。それこそが、マツダ車の目指す姿だと福原氏は強調する。

安全は「運転しやすさ」から生まれる

しかし、現在のクルマを取り巻く情勢は、「運転で笑顔になれる」とは言い難い。歩行者が犠牲になる交通事故が多発するなど、むしろ、運転に対して臆病になりかねない状況だ。そうした社会の変容をマツダはどう受け止めているのだろうか。福原氏は次のように答えてくれた。

「安全対策というと、自動ブレーキなどデジタル制御の話になりがちです。しかし、われわれマツダはまず、『運転しやすい姿勢の確保』が安全につながると考えています。例えば、アクセルとブレーキの踏み間違いが問題となっていますが、人間としてもっとも自然な姿勢で運転することで、そういったミスは起こしにくくなりますよね。そういった基本的なところを非常に重視したうえで、デジタル制御系の装置を充実させるというのがマツダのスタンスです」

マツダ
国内営業担当常務執行役員
福原和幸

マツダは、前世代商品のCX-5を発表した2012年から、このスタンスを守って開発に取り組んできた。代表的なのがアクセル、ブレーキのペダル周りだ。ペダル周りは、タイヤとサスペンションを収めるタイヤハウスとの関係で、繊細なレイアウトづくりが求められる。クルマの長さを規格内に収めつつ、車内空間を広く確保するため、一般的なクルマはペダル位置を少し左にしていることが多い。ところが、マツダはそうした自動車業界の常識を覆し、前輪を前に出してまでハンドルにまっすぐ向き合えるようにレイアウトしている。

また、ペダルは一般的な吊り下げ式ではなく、人間の足の動きとペダルの軌跡がずれにくいオルガン式を採用。左右の足をしっかりかかとまでつけてペダルを踏まなければならないため、踏み間違いも起きにくい。踏み込みすぎないためアクセルコントロールがしやすく、速度を一定に保つことができる。さらにシート構造にもこだわり、座ると骨盤が立ち、背骨が自然なS字を描くように設計。無理なく運転しやすい状態を、構造的に生み出しているというわけだ。

「人を大切に」を徹底したクルマづくり

「人馬一体」の理想を突き詰め、快適性を極めた

このように、基本構造から安定したドライビングポジションを導き出しているマツダ。そのうえで、MAZDA3にはデジタル制御系の最新技術も惜しみなく投入。ドライバーの表情の変化や視線の動きから居眠りやわき見などの状態を検知する「ドライバー・モニタリング」のほか、見通しの悪いT字路などで死角から接近する車両を検知する「前側方接近車両検知(FCTA)」などを新たに搭載し、事故のリスクを最小化している。

「すべては、マツダがもっとも大切にしている『人間中心』の哲学に基づいています。自動運転や電動化など、自動車産業は大きな変革期にありますが、他社と同じような技術を開発しても、その根底にあるのはあくまで『人間中心』。マツダがお客様に提供できる価値はそこにあります」

そう語る福原氏は、価格についての考えも次のように明かしてくれた。

「ストレスのない環境こそが安全性につながる」と福原氏

「ビジネス的には、安くつくるということも必要なのかもしれません。でも、どんなクルマを提供するかという思想があって初めて、どんなクルマを開発するかが決まります。マツダは、運転して楽しいと思えるクルマをつくりたい。それが安全なクルマ社会にもつながると信じていますので、たとえばペダルでも、コストや手間がかかるオルガン式を採用しているのです」

確かに、単純に価格や居住性、ユーティリティといったスペックのみを比べれば、絶対的な優位性は感じられないかもしれない。しかし、クルマはスペックのみで走らせるものではなく、トータルな乗り心地が重要だ。福原氏が語るような「運転しやすさ」が本当に実現できているのか、まずは実際にシートに身を預け、体感してみる価値はあるだろう。そしてそのとおりであるならば、MAZDA3が「日常を鮮やかに輝かせる」パートナーになるだろう。

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