洗練されたタフウォッチ CASIO
1983年の誕生以来、30年以上にわたり進化を続けてきたカシオの「G-SHOCK」。その特徴を一言で表すならば、やはり「タフ」に尽きる。その強じんな構造とあわせて、時計としてのかっこよさと機能の追求を絶え間なく行ってきた「G-SHOCK」は、いまや世界中でファンを獲得しているが、この新しい「G-SHOCK MT-G」にもファンの期待を裏切らない進化がしっかりと刻まれている。
まずは、待望の「GPSハイブリッド電波ソーラー」が搭載されたこと。世界中どこにいても屋外であれば正確な時刻を取得できるGPS衛星電波と、窓際など屋内でも受信でき、かつ消費電力も抑えられる世界6局の標準電波の両方のアンテナを備えているのだ。自動的に時刻を修正する電波時計の利便性はそのままに、地球全域をカバーするGPSが加わることで一層使いやすさが増した。それがカシオ独自のソーラー充電システムで駆動するというから、機能はまさに最先端である。
他国の時刻を表示するワールドタイム用インダイヤルも6時位置に配置。センター秒針でコードリングの都市を選択するだけで世界27都市の時刻を瞬時に表示できる。新開発の「デュアルコイルモーター」が採用されており、ワンプッシュでホームとワールドタイムをスムーズに入れ替えることが可能で、海外出張や海外旅行の多いビジネスパーソンにうれしい機能と言える。
もちろん、「G-SHOCK」の代名詞「タフネス」も健在である。しかも今回は、ステンレスのベゼルと裏蓋とを連結させたフレームの中に樹脂製のインナーケースを宙に浮かせるように配置し、さらに板バネも配した「新コアガード構造」を採用し、モジュールに対する衝撃緩和力を高めた。さらに重量バランスを最適化した針形状にすることで、衝撃はもちろん、遠心重力、振動に耐える「トリプルGレジスト」も内包されている。
このステンレスケースのモデルは、メタルの持つ美しさが機能美と見事に融合しており、タフさ、正確さに、洗練さも加わった新しいタイプの「G-SHOCK」と言える。カジュアルなシーンはもちろん、アクティブに活躍するビジネスパーソンの手もとに似合いそうな1本である。
「G-SHOCK MTG-G 1000D-1AJF」
クォーツ、SSケース、58.8mm径 ¥160,000(税別)