「待てば自然に回復するは大間違い!」 心と体を蝕む≪隠れ疲労≫の正体

疲労を軽く思っていると、取り返しのつかない事態に
仕事で疲労した心身を回復するには、具体的にどのように休むと良いのでしょうか? まずは疲労のメカニズムや、なぜ休むことが必要なのか考えてみましょう。
疲れた、ぐったり、しんどい……。心と体のエネルギーレベルが下がって、元気が残っていない、そんな状態が「疲労」ですが、「たいしたことない」「自然に待てば回復するもの」と軽く思っていると、取り返しのつかない事態になりかねません。
疲労は、カフェインやアルコールで一時的にごまかすことができますが、そこに落とし穴があるのです。疲労の回復を中途半端な状態で、一時的なごまかしを続けると、やがてさまざまな病気の誘発にもつながります。
心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気が、長時間の仕事による疲労が原因で起こり得ることはよく知られています。それが長期間にわたると、過労死につながることもあります。
このような重大な病気が起こる前には、多くの人で疲労感がみられます。
そのため、早めに疲労のサインに気づくために、残業時間が長い労働者には疲労蓄積度診断チェック(厚生労働省)をおこなうことが推奨されています。
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