南海電鉄「ラピート」プロしか知らない検査の裏側 今も斬新「レトロフューチャー顔」の専用設備も

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ラピートこと50000系電車は、関空の開港と同じ1994年9月4日にデビュー。2024年に30周年を迎えた。愛称は「速い」という意味のドイツ語から取られた。

6両編成のうち難波方の6号車・5号車は1+2列のスーパーシート、ほかの車両は2+2列のレギュラーシートで座席は「ヒョウ柄」。頭上の荷物棚や側面の楕円の窓は飛行機をイメージしたデザインだ。

この記事の画像を見る(90枚)

「レトロフューチャー」のインパクト

いちばん特徴的なのは“力強さと速さを融合させた”という先頭形状。運転台周辺は球体で「レトロフューチャー」をコンセプトにした。前照灯や尾灯は運転席の側面に弧を描いて配置されている。

南海ラピート 専用足場
全般検査では再塗装するため、車体はパテで修繕。ラピート専用の足場も(記者撮影)
【写真をもっと見る】デビューから30年以上が経過した今もなお斬新なデザインの「ラピート」。クレーンで吊り上げられて宙を舞う全般検査に密着
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事