大阪メトロ堺筋線「飛び地」にある車両基地の内側 阪急沿線、東吹田検車場ならではの作業とは?

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大阪メトロ東吹田検車場
大阪メトロ東吹田検車場の南側全景。左の建屋が検査場、右は阪急京都本線(撮影:伊原薫)

現在、Osaka Metro(大阪メトロ)ではニュートラムを除き、8つの地下鉄路線を運営している。

このうち、最初に開業した路線である御堂筋線をはじめ5路線は、走行に必要な電力を屋根上の架線からではなく線路横のサードレール(第三軌条)から取り入れる「サードレール方式」を採用。車両の規格も共通で、特に新20系と呼ばれる形式は5路線すべてで活躍している。

大規模検査は四つ橋線の北加賀屋駅近くにある緑木車両工場で行われており、各路線の車両は連絡線を通って同工場へと回送される形だ。

「サードレール」でも「リニア」でもない

また、平成以降に開業した長堀鶴見緑地線と今里筋線は、走行にリニアモーターを用いた「リニア地下鉄」方式を採用。両線の車両規格も共通化されている。こちらも両線の車庫が連絡線でつながっており、大規模検査は長堀鶴見緑地線の鶴見検車場で実施。検査機能を集約することで、効率化を図っている。

一方、この2グループに属さない“独自仕様”の路線が1つある。それが、堺筋線だ。

【写真】大阪メトロ堺筋線の車両基地、「東吹田検車場」とはいったいどんな場所なのか?66系車両の整備風景や車内の様子も(30枚)
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