
こんにちは。「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。日頃のコミュニケーションにおいて、なぜわかってもらえないのかと途方に暮れることはありませんか。ときには自分の気持ちにふたをして相手のことを優先しているのに、相手はそんなことを気にも留めないように見えて、悲しくなることや腹の立つこともあると思います。
そこで今回は、自分の思いが相手に届き、また相手も自分のことを理解してもらえたと思えるような聞き方と話し方のスキルについて、拙著『パッと見てわかる! 人間関係がうまくいく聞き方&話し方』から、一部抜粋・再編集してご紹介します。
意見を言うときは「私」を主語に
×:○○するべきだと思います。/ふつうは○○じゃないですか?
日本語では「みんながこう言っています」「ふつうはこうです」と、主語を一般化することが多いのですが、自分の考えを相手に伝えるときは「私はこう思います」と、一人称で表現したほうがストレートに届きます。
会議などで自分と同意見の人がいるなら「○○さんと同意見です」と名前をプラスすると、より説得力が増します。
自己主張をすることは大事ですが「こうするべき」という表現は避けましょう。「べき」は自分が正しいと主張する言葉で、相手に反論の余地を残さないからです。話し合いの場では「私の考えはこうですが、○○さんはどうですか」と、相手の意見に耳を傾ける姿勢も忘れないようにしてください。
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