【今だからこそ乗りたい名車、最も成功した12気筒エンジン】新型がデビューしてもベントレー先代「コンチネンタルGT」に心惹かれる訳

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コンチネンタルGTのインテリア
コンチネンタルGTのインテリア(写真:三木 宏章)

室内はまさに「エレガントなサロンのようだ」。手作業で仕上げられたピアノブラックパネルにナッパレザーのシートをはじめとした内装、各種金属パーツが織りなす上質な空間が豊かな時間へ誘ってくれる。デジタルメーターに加え、必要な情報を提供するセンターに配置されたロータリーディスプレイは扱いやすく、ドライバーズアイを考えての配置が嬉しい。まさに、伝統と先進性のバランスが絶妙だ。

当然と言えば当然なのだが、 静粛性は極めて高く、高速巡航中でも会話が普通の声でできるレベルで、十分な防音対策と各ウインドウやドアの結合部分の剛性の高さも十分に作り込まれているのがわかる。フルアジャスタブルシートにはマッサージ機能やヒーター、クールベンチレーションなども完備しており、ドライバーズカーとして長距離移動での快適性を十分に満たしてくれている。

ベントレーで最後になる12気筒エンジン

エンジンルームには、伝統のW12ツインターボエンジンが鎮座する。6L W12のほか、4L V8と2タイプのエンジンを設定
エンジンルームには、伝統のW12ツインターボエンジンが鎮座する。6L W12のほか、4L V8と2タイプのエンジンを設定(写真:三木 宏章)

そして、最も筆者が気になっていたのがエンジン。6.0L W12ツインターボエンジンは最高出力635ps(6000rpm)/最大トルク91.8kg・m(1350~4500rpm)を発揮し、8速DCTとの組み合わせで2.5トンの重量級ボディを軽々と加速させる。その0-100km/h加速は3.7秒というスペック。W12エンジンは滑らかで力強い加速が魅力で、DCTのシフトフィーリングも秀逸だ。

次ページ従順だがアクセルを踏み込めば獰猛さが現れる
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