「食べてよし、ちょい飲みにも最適」「他のファミレスを駆逐するかも」…。東京進出が話題の「資さんうどん」。都民が行ってわかった"凄さ"
加えて、資さんうどんという「キャラ」が人々に印象付けられた理由として「SNSとの親和性の高さ」は見過ごせないと私は考える。
関東でCMを打っていない資さんうどんがここまで関東で知れ渡ったのには、Instagram、Xなどでの情報発信が功を奏している。事実、資さんうどんの公式Xの投稿は、その多くが万単位の「ライク」や「リポスト」がされている。
例えば(比べて申し訳ないのだが)ガストの公式Xはフォロワー数こそ多いものの、毎回の投稿に対する反応はそこまで高くない。SNSを通じて「資さんうどん」という「キャラ」がしっかり人々の間で認識されているのだ。

「キャラが立っている」のに多くの人に開かれたメニュー
このような「キャラ立ち」こそ資さんうどんが人気の理由だと思う。
しかし同時に、店に入って実際に資さんを食べてみると、そこは「なんでもあって誰でも楽しめる」という従来のファミレスの良さを持っていることにも気付く。「うどん専門店」だったら、うどんを食べたい人以外に門戸が開かれていない感じがするが、そのメニューは多くの人に開かれている。
資さんうどんファンの中には、同社が用意する多様な料理を楽しみにしている人も多い。実際、同社の商品は100種類以上あって、メニュー表に目を凝らすと「うどん専門店」とは思えないほど。かつとじ丼やカレーのような食事から、わらび餅やアイスのようなデザートまで、まさに「ファミレス」の名にふさわしい。
また、アルコールも300円台で日本酒や焼酎、ビールなど飲むことができ、おつまみもおでんや唐揚げ、さらに天ぷらなど、「ちょい飲み」するのにぴったり。特にコロナ禍が明けて本格的な飲み会が減り、ちょい飲み需要が増加している今には最適だ。

さらに、メニューには「おこさまメニュー」の文字も。おこさまうどんセットは、ミニうどんにエビフライ・ナゲット・ウインナー・ポテト・ゼリージュースなどが付いて税込み600円で、ファミリーで来ても楽しめる。まさに「ファミレス」の名の通り。

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