「食べてよし、ちょい飲みにも最適」「他のファミレスを駆逐するかも」…。東京進出が話題の「資さんうどん」。都民が行ってわかった"凄さ"

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例えば、価格の面では高価格志向・低価格志向の二極化が進んでいる。資さんうどんと同じすかいらーくグループの「ガスト」は、税込み990円で3品(ドリンクバー・スープバー付き)の「ガストフィットメニュー」を2月からスタートさせ、お得感への訴求を目指している。

ガストフィットメニュー
平日限定で、料理30品の中からどれでも3品選ぶことができる(筆者撮影)
ガストフィットメニュー
これで税込み990円。安い!(筆者撮影)

また、2023年には一部メニューの値下げも行っていて「安くて、いろいろ食べられる店」のイメージを付けようとしている。

いわば、ファミレスは「キャラ化」しているのだ。

資さんうどんはあらゆる面で「キャラ立ち」している

また、こうした価格面での工夫と同時に、「専門店化」という方向でのキャラ付けも行われつつある。すかいらーくグループでは、ジョナサンなどを業態転換して「しゃぶ葉」や「むさしの森珈琲」に変えるという動きも見られる。「一品特化型」の業態である。

……で、すでにお気付きの人も多いと思うが、まさにすかいらーくグループによる資さんうどんの買収は、まさにこの「専門店化によるキャラ立ち」のわかりやすい例である。

実際、東京1号店である両国店はもとはジョナサンだったというし、これからもすかいらーくグループのファミレスの業態転換で資さんうどんは増える予定だ。

しかも、資さんうどんは単に専門店であるだけでなく、さまざまな面で「キャラ立ち」している。丸亀製麺・はなまるうどんという競合がいる讃岐うどんではない「福岡うどん」という新ジャンル、SNS映えする「肉ごぼ天うどん」というキラーコンテンツなど、まさに現代に求められているファミレスの条件によく対応している。

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