「コンサル覆面座談会」 コンサル会社は天国か?地獄か? 最高年収4000万円、”上司ガチャ”、余剰なコンサル…

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スーツ姿の男女
我が世の春?を謳歌するコンサルたちが本音を打ち明けた(写真:KY / PIXTA)
総合コンサルティング会社の巨人、アクセンチュアの成長が止まらない。戦略からITまで横断的に顧客企業を囲い込み、売上高・人員ともに10期以上も拡大中だ。最難関大学の就活生からの人気もダントツで高い。
週刊東洋経済3月22日号(3月17日・月曜発売)の特集は「コンサル界の新盟主 進撃のアクセンチュア」。強さの秘密は何か、その勢いに死角はないか。他のコンサル会社の動向も含め、コンサル業界の「今」を取り上げた。

とかく“高級人材派遣”と揶揄されがちなコンサルティング業界。「報酬は高いが、仕事はきつい」という、ハードな環境は過去のものか。働き方改革などはどんな影響を与えているか。現役のコンサルタントやクライアントに話を聞いた(個別取材を基に座談会形式で構成)。

[参加者PROFILE]
Aさん 20代・女性・総合コンサル
Bさん 30代・男性・総合コンサル
Cさん 30代・女性・総合コンサル
Dさん 40代・男性・総合コンサル
Eさん 20代・男性・新興コンサル
Fさん 20代・女性・クライアント

花形は戦略コンサル。MDなら年収4000万円も

──今やコンサルは高給取りで、地位も人気も高いイメージです。かつてと比べて、報酬や昇進で現状はいかがですか。

A 給与は、職位が下のうちは、思ったよりも普通でした。マネジャーになると一気に増えますが。25歳でシニアマネジャーになった人もいるし、とにかく若い頃は夢がありますね。

週刊東洋経済 2025年3/22号(進撃のアクセンチュア)[雑誌]
週刊東洋経済 2025年3/22号(3/17月曜発売)の特集は「コンサル界の新盟主 進撃のアクセンチュア」。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

やっぱり総合コンサル会社でも、花形は戦略コンサルであり、金額が全然違う。でも、彼らが経営目線で作った計画が現場目線では合わず、われわれITコンサルが苦労することもあります。

B 基本給に残業代、家賃補助、ボーナスを入れて、年収は1000万円。マネジャーなら1200万円、マネジングディレクター(MD)であれば2000万~4000万円。節税のために太陽光パネルと不動産を買っている人も。悪徳不動産業者からの営業もあるけど(笑)。

C 昇進するためには、その役職で求められるスキルを持ち合わせていると証明できるような実績を積み、自分で説明する必要がある。やりたいことは自分からマネジャーに話しに行くのを会社は奨励しています。優秀な人は「いつ空いてる?」と社内からいろいろ声がかかりますよ。

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