クレカ「サイン決済」3月終了で今やるべき"対策" 暗証番号を忘れたときの"救済策"はあるのか
4月以降は、今までサイン決済を行っていたレストランでも、レジ前での暗証番号入力が求められたり、テーブル決済を続ける場合は持ち運び可能な決済端末を利用したりする光景が一般的になるだろう。
注意しておきたい「不正利用時の補償」
では、レストランなどでうっかり暗証番号を忘れてしまった場合、救済策はあるのだろうか。答えは残念ながら、「決済することができない」ということになる。
ICカードにおける暗証番号スキップの機能そのものが廃止されることから、暗証番号がわからない場合でもサイン決済することはできない。
注意したいのが、不正利用時の補償だ。サイン決済が主流だった際には、簡単にサイン偽造が可能だったため、裏側の署名欄が不記載だったといった過失のケースを除き、基本的に補償の範囲内とされていた。
しかし、故意や過失により暗証番号が知られた場合、不正利用の補償対象にならないことが大半だ。そのため、暗証番号を裏面にメモするといった行動で暗証番号が流出してしまえば、不正利用の補償を受けられないことが想定される。暗証番号を第三者が見られる場所にメモするのは厳禁だ。
とはいえ、すべてのクレジットカード決済で暗証番号が求められるというわけではない。昨今普及しつつある「タッチ決済」などでは、本人認証なしに決済することが可能だ。店舗やブランドにもよるが、おおむね1万5000円未満の決済では暗証番号の入力など不要で決済することができる。
逆にいえば、1万5000円を超える決済の場合、必ず暗証番号など本人認証が求められることになる。自身の暗証番号に不安がある人は今のうちに確認しておきたい。
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