モラハラで「妻子に去られた夫」たちが集い語る事 「モラハラDV加害者」は本当に変われるのか?(後編)【再配信】

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(画像:『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』より)
モラハラ・DV加害者変容のための当事者団体「GADHA(ガドハ)」。変わりたい、と願う当事者たちが集まり、変容を学び、支え合うための場です。
この団体を2年前に立ち上げた中川瑛さんも、かつてはアルコールに依存し、妻に「ケアの欠如」という暴力をふるっていましたが、3年前の暮れに気付きを得てから、自ら加害者変容を経験します(前編)。
そんな中川さんが立ち上げたGADHAでは、いったいどんなことを行っているのか? モラハラやDV加害者たちは、本当に変わることができるのか? 詳しく聞かせてもらいました。
前編:「僕はモラハラ夫」…本人が遂に悟るに至った経緯

【この記事は2023年7月に公開した記事の再配信です】
この記事の画像を見る(9枚)

活動はすべてオンライン、男女比は3:1

――GADHAではどんな活動をしているんですか?

活動は3つあり、全てオンラインで行っています。1つはSlackを使った掲示板的なコミュニケーションで、これがすごく大きな役目を果たしていると思います。弱音を吐く場や、変容を報告する場、セルフケアの方法や、自分の加害について相談する場など、いろんなチャンネルがあります。登録者は今750名以上いて、このうちアクティブユーザーが2~3割程度。これまでに2万件以上のメッセージのやりとりが行われています。

(画像:『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』より)

活動の2つめが「オンライン当事者会」です。月に1、2度のペースでやっていて、これまで延べ37回開催しました(※2023年6月現在)。最初の頃は参加者が4人くらいでしたが、いまは多いときで約30人。平均で20人程度ですかね。顔出しは必須でなく、チャットで参加される方もいます。

3つめが「加害者変容プログラム」で、これだけ有料です。レクチャー、ディスカッション、ホームワークに取り組むもので、2時間×4回(2カ月)が1セット。これまでに延べ80人以上が参加しています。

2/6PAGES
3/6PAGES
4/6PAGES
5/6PAGES
6/6PAGES
大塚 玲子 ノンフィクションライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おおつか れいこ / Reiko Otsuka

主なテーマは「いろんな形の家族」と「PTA(学校と保護者)」。著書は当連載「おとなたちには、わからない。」を元にまとめた『ルポ 定形外家族』(SB新書)のほか、『PTAでもPTAでなくてもいいんだけど、保護者と学校がこれから何をしたらいいか考えた』(教育開発研究所)『さよなら、理不尽PTA!』(辰巳出版)『オトナ婚です、わたしたち』(太郎次郎社エディタス)『PTAをけっこうラクにたのしくする本』(同)など。テレビ、ラジオ出演、講演多数。HP

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事