181人乗せた韓国チェジュ航空機が着陸失敗・炎上 乗員2人の生存確認、バードストライクが原因?

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消防当局は午後3時18分現在、遺体を収容した死亡者は124人だと発表した。現場には臨時安置所が設置された。

チェジュ航空7C2216便は12月24日午前1時30分頃にバンコクを出発し、午前8時30分頃に務安空港に到着する予定だった。

予定された到着時間に務安空港第1滑走路に接近して最初の着陸を試みようとしたが、正常な着陸に失敗したため、「ゴーアラウンド」(着陸復行、航空機が着陸やそのための滑走路進入を取りやめ再び上昇しようとすること)しようとしたところ、事故が発生した。

「右側エンジンに鳥、炎上」証言

韓国・国土交通省は事故発生後にブリーフィングを行い、「バードストライク(鳥がエンジン内に吸い込まれる現象)やランディングギアの誤動作など、複数の事故原因が推定されるが、今後の調査を実施してみないと原因がわからない」という。

事故旅客機が着陸前に鳥の群れと衝突した後、エンジンに異常が発生したように見えたという目撃証言もある。

韓国の通信社・聯合ニュースによると、12月29日午前、務安空港近くの海辺で釣りをしていたチョン・ジョンモさん(50)は、事故旅客機が滑走路に着陸しようと下降中、反対側から飛んできた鳥の群れと正面衝突する状況を目撃したという。

一部の鳥がエンジンに吸い込まれたように2~3回、「ポン」という音とともに右側のエンジンから炎が見えたとチョンさんは説明する。旅客機は再び上昇したが、高く上がれなかったようだとも証言している。

これまで複数のメディアが報道した事故映像では、空港上空を通過した機体の右側から瞬間的に火花と煙が噴出する様子がわかっている。

国土交通省のチュ・ジョンワン航空政策室長は12月29日、同日午前8時57分ごろに務安空港の管制塔が事故機にバードストライクへの警告を出し、その1分後の午前8時58分に事故機の機長が遭難信号「メーデー」を要請したという。

事故機のフライトレコーダーは回収され、ボイスレコーダーは現場の状況をみながら回収するという。

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