スガキヤ「ラーメン+ソフトクリーム」が定番の訳 塩気のあるラーメンの後に食べたくなる仕掛け

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あっさりした味なので「塩気のあるラーメンの後に食べたくなる」と言われてきた。中には同時に出してもらい、ラーメンとソフトを交互に食べる人、残り少なくなったラーメンスープにソフトを溶かした“味変”で食べる人もいる。ちなみに芸能人がテレビ番組のロケでスガキヤを訪問すると、よくこの2品が出てくる。

一緒に頼もうと思うのは、もちろん価格の安さも見逃せない。定番のラーメンとソフトを頼んでも600円台ですむからだ。「スイーツは別腹」という言葉ができるはるか前から、スガキヤでは“ラーメンの後に甘味”を楽しむのが定番だった。

名古屋の喫茶店の特徴

考えてみれば、「この金額でこれだけ食べられる」のは、名古屋の喫茶店が得意なモーニングサービスに近いだろう。当地の喫茶文化を象徴するサービスが“オトク”と“オマケ”。

朝の時間帯にコーヒーやドリンクを頼めば無料でついてくるモーニングはこの2つの要素を満たしている。オトクやオマケはみんな好きだが、特に名古屋人は大好きだ。

原材料や人件費など諸経費の高騰で「ラーメン一杯1000円時代」ともいわれるが、その価格ではラーメン後に甘味を楽しむ気分にはなれない。

スガキヤは時に「小腹が減ったとき」「おやつ感覚で楽しむ」とも言われるが、そうした店の特徴がラーメン+ソフトにつながっているのだろう。

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