「虫混入報告」チロルチョコとシャトレーゼの明暗 企業ブランドを守るために企業ができること

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シャトレーゼに対応が遅れた理由について取材したところ、同社も女性らに連絡を取ろうとしましたが、連絡がうまくつかなかったようです。ただ、同社はあくまで「当社の対応が悪かった」と率直に自社の落ち度を認めていました。

評価を高めたチロルのスピード感と分析力

一方、初動で評価を高めたのがチロルチョコです。11月4日に、あるXアカウントで、「チロルチョコに虫が入っていた」との投稿があり、虫の幼虫のようなものが動く動画までが添付されていました。この日は文化の日の振替休日。しかし、同社はその夜に公式Xで「チロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主様にDMを送りご返信をお待ちしている状況です」と報告しました。

謝罪の言葉とともに、「投稿のお写真は毎年発売の季節商品と思われますが今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」と分析。最近購入したものではないことと、保存の問題があった可能性を示唆しました。

チロルは翌日の5日に「昨日のX上でチロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主のご家族様とご本人様からお詫びのご連絡をいただきました」と投稿。「最近購入したという事実は誤認であること、ご自宅での保管状況がよくなかったことが確認とれました」などとしました。

その後は「ご家族とご本人様からお詫びのご連絡をいただいておりますので投稿主様へのコメントやお問合せはお控え頂けますと幸いです」と投稿者への気遣いも見せました。

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