北海道の「ペンギンベーカリー」東京出店の内幕 西武国分寺線「恋ヶ窪駅」の行列ができるパン屋
運営企業のペンギン代表取締役社長、高山英之氏に東京出店の狙いについて聞いた。
「『これからは地方が輝く時代』と見て、2016年1号店を北海道にオープンした。今回の東京の店舗は、すでに神奈川県内に2店舗を展開する加盟店オーナーが、3店舗目として出店したもの。ただ、9月のオープン以来取材依頼が増えており『さすが東京』と感じてはいる」(高山氏)
東京を狙ったわけではなく「たまたま東京だった」わけだ。
西武国分寺線「恋ヶ窪駅」から徒歩10分弱
どんなお店なのか、訪ねてみた。中央線の国分寺駅から西武国分寺線という聞き慣れない路線に乗り換え、1駅目の恋ヶ窪駅を下車。10分弱歩くと、車通りの多い幹線道路に面して、ペンギンベーカリー国分寺府中街道店はあった。裏手に大きな駐車場がある。
目を引いたのが、ペンギンのロゴをあしらった看板や外観。可愛いが子供っぽくはなく、親しみが持てる。開店の10時より15分は前だったがすでに1、2人の客が並び、その列はあっという間に延びていった。40代以上の女性客が多い印象だが、男性もちらほら混じっている。
名物のカレーパンを買いにきたというご近所の女性客の声。
「ここはいつも並んでいる。オープン時は入店規制がかかった。でも東京の初店舗をここに出したのは意外」
立地については誰もが不思議に思うようだ。
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