「倍速再生で勉強する人」が知らない"落とし穴" YouTube動画でインプットすべき科学的理由
これは、インプットの実践において重要な情報です。読むのが得意な人は聞くのも得意、その逆もまたしかりです。なぜなら、「読む」も「聞く」も、共通の言語認識の部位を使うので、 その部位が発達していれば、 どちらのインプットでも効率が良くなるからです。
やはり、インプットの基礎の「き」になるのは、言語能力であることは否定し難い事実です。言語能力が高い人は「読む」も「聞く」もインプットの効率が良くなりがちなのです。
しかしその一方で、「読む」と「聞く」とでは、脳の違う部分が使われているのも事実です。そのため、 「読む」と「聞く」とで人によって得手・不得手が出うるのです。
脳にちょうどいい速聴の速度は?
それでは、言語能力が高い人は「読む」と「聞く」のどちらのインプットでも良く、やりやすいほうがあれば、そのインプットの方法を選べばいいということでしょうか?
残念ながら必ずしもそうとは言えません。インプットでもう1つ鍵となるものがあります。それは、スピードです。
これまでの研究で、平均的な「読むインプット」の速さは、 「聞くインプット」の速さよりも2倍速いことが明らかになってきています。これは通常、私たちが話す速さが、読む速さに比べて著しく制限されているからです。
例えば、本を通常の速さで1ページ朗読する間に、黙読であれば2ページ読み進めることが可能だということになります。
いかに「読むインプット」がスピードの点で優っているのかがわかります。それだけに、「読むインプット」をマスターすることが、効果的なインプットにおいてはとても重要なのです。
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