「東大→東大院」高学歴アイドル悩む"肩書の葛藤" 「言いたくなかった…」"東大卒"雲丹うにの半生

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超名門校を卒業した両親のもとで、一人娘として育った雲丹。

生い立ちの詳細は、本稿の関連記事「「東大→東大院」アイドルの"超壮絶すぎる青春"」で紹介している。

小学校時代には中学受験に挑戦

進学校へ入学してからは部活にも入らず猛勉強に励み、誰もが経験するであろう「青春」を味わってこなかった

中高一貫校での6年間、1浪時代の1年間。のべ7年間にわたり、東大合格のためにと一心に勉強

東大進学後にようやく、自由を謳歌できるようになった。

前グループの空中分解を経て「Mirror,Mirror」に

アイドルの世界に飛び込んだのは、東大の2年次だった。

ふと「団体生活を経験していないのはヤバい」と思い、アイドルのコピーダンスサークルに加入した。

運動が苦手なため「体育会系のサークルはムリだ」と判断し、代わりに「かわいいモノやかわいい子には興味があるし、かわいいダンスならばできるかも」と考えての決断。

大変さはあったが、中学から高校にかけての部活で「周りのみんなが味わってきた青春はコレだったんだ」と感じ、ステージへ立つ喜びを知った。

雲丹うに
サークルの当時はAKB48、乃木坂46、Juice=Juiceなど「幅広い方々をコピーして」と回想(撮影:梅谷秀司)

サークルは4年次に卒業。再びの転機は、東京大学大学院農学生命科学研究科への進学後に訪れた。

大学院の1年次にふと周囲から、セルフプロデュースでアイドルグループを立ち上げる話が舞い込み、再びアイドルのステージに。

ほんの軽い気持ちで加入を決心し、メンバーの1人“UNI”として活動。

しかし、グループ内の「ゴタゴタ」により、わずか「8カ月ほど」で、空中分解するかのように「解散」してしまったという。

内心では「これが最後のアイドル経験になるのは嫌だ。もう一度、チャンスがあれば」と願っていた。

そのさなか、大学院の2年次に知人経由で舞い込んできたのが「Mirror,Mirror」立ち上げの話だった。

すぐに「人生初のオーディション」を受けて、合格。2021年夏のグループ結成後は、大学院と並行して歌やダンスのレッスンに励んだ。

2022年1月にあったお披露目のステージでは、ライブアイドルとしての先輩にあたる二丁目の魁カミングアウト、クマリデパートらと共演。

空中分解を遂げたキャリア1組目とは「格が違う」と痛感し、アイドルに対して“ガチ”になった。

それ以降、ステージからは客席へ熱視線を。

自身のメンバーカラーである“白”のサイリウムを持たないファン、いわゆる“推し”でないファンとも「必ず目を合わせられるように」と意気込む。

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