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「当時のソニーは売り上げが伸び悩み、新たな事業にチャレンジする機会が少なくなってしまっていた」
ソニーグループで10年近く新規事業立案支援を手がけてきた小田島伸至氏はそう振り返る。
今でこそ約1.2兆円の営業利益(2022年度)を稼ぎ出し、時価総額も18兆円以上と日本を代表するエクセレントカンパニーの地位に返り咲いたソニーだが、低収益に苦しんだ時代もあった。
得意としてきたエレクトロニクスの分野でつまずき、スマートフォン事業で巨額の減損を計上したことなどから、13、14年度は連続で最終赤字を経験した。時価総額は2兆円を割ったこともある。
新規事業が減っていることに危機感
「黒字化しても、10年後に自分たちがやっていける事業が乏しい」
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