ホンダ「N-BOX」新旧比較、価格アップが懸念材料 2代目と新型となる3代目、意外と類似点も多い

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収納関連では、ほかにも後席の左右壁にあったドリンクホルダーを、大型のサイドポケットに変更。ボックスティッシュや子どものオモチャなど、より多様な荷物を収納できるようになっている。

便利機能の変更点

今や軽スーパーハイトワゴンで必須ともいえる装備が、左右の電動スライドドア。小さな子どもや高齢者の乗り降りをサポートするほか、荷物を抱えたまま開閉する際に便利な機能で、今や多くのモデルで採用している。もちろん、新型N-BOXも先代と同様に搭載。ドアノブの操作だけでなく、運転席のスイッチやスマートキーを使って自動開閉できる点も2代目と同様だ。

新型では、さらに予約ロック機能も追加している。先代モデルでも、ドアノブを引くだけで電動スライドドアは閉まるが、ロックはドアが閉まるまで待つ必要があった。一方、新型では、スマートキーを携帯していれば、前席ドアのノブにあるロック開閉用ボタンを押すだけだ。空いている電動スライドドアが自動で閉まりロックも行い、左右のドアミラーも格納する。停車後に操作すれば、すぐにクルマから離れることができるため、より利便性が向上しているといえる。

また、新型は、コネクティッドサービスの「ホンダコネクト」にも対応しており、スマートフォンを使った遠隔操作が可能だ。エンジン始動やエアコンの設定などに加え、電動スライドドアの操作も可能となっている。

新型N-BOXで採用された「乗り降りらくらくグリップ」
新型N-BOXで採用された「乗り降りらくらくグリップ」(写真:本田技研工業)

新型に採用されたスライドドア関連の追加装備としては、「らくらくグリップ」も挙げられる。これは、スライドドア開口部にある室内側の壁に凹みをつくり、グリップのような形状にしたもので、小さい子どもや高齢者がつかみやすい高さやデザインを採用。より幅広いユーザーに対し、後席への乗り降りしやすい工夫もなされている。

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