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スパイ実務家が重視する人から情報収集する基本 情報技術が発達した今も人を介した情報は重要

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  • 稲村 悠 Fortis Intelligence Advisory株式会社代表取締役

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(写真:Taka/PIXTA)

10月18日放送の『ホンマでっか!?TV』では、スパイ活動を官民で捜査・調査した筆者がそれらの経験を交え、嘘の見破り方について解説したが、個々の小さい嘘を見破るには取り調べの技術や心理的揺さぶりをかける細かいテクニックが必要だ。

本稿では、筆者が民間でもインテリジェンス活動を行った経験などをもとに、“欲しい情報をどう収集するか”に主眼を置きつつ、嘘の見破り方についても触れながら解説する。

まっとうなプロセスを経る重要性

インテリジェンスの世界における情報収集の手法は多様だが、代表的な例を示すと以下の通りである。

OSINT(Open Source Intelligence):一般に公開されている情報を収集・分析する手法

SIGINT(Signal Intelligence):通信、電波などを傍受し情報を収集する手法

そして、本稿で主となるのがHUMINT(Human Intelligence)で、人を介した情報収集・諜報活動のことを指す。これは、必ずしも違法なスパイ活動を指すだけではなく、情報源となる協力者に接触し、情報を引き出すなどの合法的な活動も含む。

HUMINTをはじめ、情報収集の手法は、インテリジェンスの世界では単独で行われずに複雑に相互作用・補完しながら実施される。特にこのHUMINTは社会生活に極めて密接にかかわっており、驚くような手法ではない“地道で至極まっとう”なプロセスを経て行われるケースが多い。

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