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歌舞伎町「ホストの食卓」を支えるシェフの生き様 売れるホスト、売れないホストの違いも見えてくる

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト

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歌舞伎町のホストクラブを支える安田シェフの生き方とは?(撮影:梅谷秀司)
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午後6時過ぎ、一日の本番が始まろうとしている歌舞伎町。開店前のホストクラブ・トップダンディファーストの客席で、ホストたちがテーブルを囲み、ご飯をほおばっている。私服姿や上半身裸のホストもおり、営業前の舞台裏といった光景だ。

彼らが食べているのはまかない。この店では、ホストクラブとしては珍しいまかない制度があるのだ。ホストたちは雑談をしたり、スマホをいじったりしながら箸を動かし、食べ終えると食器を運んで自ら洗う。

まかないを食べるホスト達(撮影:梅谷秀司)

「チーフ、ご馳走様でした!」

「今日も美味しかったです!」

彼らがそう声をかけるのは、シェフの安田慶喜(よしのぶ)さん(62歳)。客に提供するフードメニューからまかないまで、この店のすべての料理を担当している。

「うまかった? ありがとうね!」

厨房の片付けをしながら、安田さんは笑顔で返す。日々繰り返される光景だ。安田さんがこの店で働き始めたのは約15年前。40年以上のキャリアを持つベテラン料理人は、なぜホストクラブでシェフを務めるようになったのか。

高校卒業後、フレンチレストランで修業を積んだ

安田さんは沖縄で生まれた。高校卒業後に上京し、もともと興味があった飲食業界に飛び込み、フレンチレストランで働いた。店は厳しく、怒られるときは手が飛んでくることも。先輩の前で歯を見せることも許されず、「毎日辞めたいと思っていた」と安田さんは振り返る。一方で、経験を積むうちに、オードブルからデザートまでコース料理をすべて任されるようになり、やりがいも覚えるようになった。

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