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「異次元の少子化対策」あるべき姿はどんなものか 岸田政権の施策は従来路線の拡充に過ぎない

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(写真:Kiyoshi Ota/Bloomberg)

新型コロナ禍以降、日本の少子化・人口減少傾向はさらに強まった。これを受けて岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」に力を入れることを表明した。

しかし、現在議論されている少子化対策の内容は、従来の施策を拡充するものが多く「異次元」と呼べるようなものではない。そこで、私が考える異次元の少子化対策とはどんなものかを述べよう。

本当の「異次元の少子化対策」

第1は、少子化対策の目標を差し替えることである。この点は、昨年11月12日号の本欄ですでに述べているが、出生率1.8(2015年の少子化社会対策大綱)、人口1億人といった現在の人口目標は、いずれも現時点では実現不可能となっている。過度に楽観的な目標を掲げるのは、人口問題に対する危機感を鈍らせるだろう。

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