スマート修繕の最大の売りは、徹底的に「透明」なサービスを打ち出していることにある。
おおむね12~15年周期で実施される大規模修繕工事は、マンション住民にとって一大行事だ。1戸あたりの費用負担はおおよそ80万~120万円が相場ともいわれる。住民にとっては大きな支出であり、厳正な発注管理が求められる。それにもかかわらず、管理組合の修繕工事担当者は毎年入れ替わるケースが多々あり、修繕工事に関する専門的な知識を持ち合わせている担当者はけっして多くない。
住民の知識の乏しさにつけ込み、悪質な設計コンサルタントが談合や不正行為を働くこともある。修繕工事会社が管理会社と結託して、割高な工事を提案する事例も後を絶たない。
見積もり比較で不正がないように監視
その点、スマート修繕は見積もり比較サービスにおいて、不正な行為が入らないように監視している。
顧客による工事会社選定の際には、各社の工事実績や経営状況、特徴などをまとめたレポートを作成し、顧客に開示する。見積書類は数十ページにおよび、一般の消費者には理解しにくい。したがって、各社の工事内容の違い、各工事項目の価格差などをわかりやすくまとめたレポートも提出する。
見積もりの工事内容や各工事の単価などは「偏執的なぐらい、細かくチェックしている。異常な部分があれば、工事会社に修正を依頼する」(豊田社長)という。
大規模修繕工事の契約においては、あらかじめ契約ガイドラインを用意したうえで、実際に工事会社から顧客に提出された契約案がガイドラインに準拠しているかを確認。修繕工事中には、現地に赴いて複数回の品質チェックを実施。異常があれば、すぐに問題解決を行う。
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