日本と中国が2015年に激しく入札を競い合い、中国案が採用されたインドネシア初の高速鉄道プロジェクト。建設は遅れに遅れたが、ようやく完成が見えてきた。
インドネシアのジャカルタ─バンドン高速鉄道の建設が完成に近づきつつある。同鉄道は中国が初めて海外で建設を主導する高速鉄道だ。中国の国営通信社である新華社は5月18日に、インドネシアのジョコ大統領が同日、ジャカルタ─バンドン高速鉄道の建設現場を視察し、「インドネシア側は22年末の開通と運行開始を望んでいる」と発言したと報じた。
ジャカルタ─バンドン高速鉄道は18年6月に全面着工した。高速鉄道の技術、設備、施工などの部分はいずれも中国の国有鉄道会社である中国国家鉄路集団が主導する中国企業連合体が深く関わっている。
同鉄道はインドネシアにとっても初の高速鉄道となる。首都ジャカルタとインドネシア第3の都市であるバンドンを結び、全長は142キロメートル、設計時速は350キロメートルだ。開通後は、2都市間の移動にかかる時間が従来の3~5時間から約45分に短縮される予定だ。
ジャカルタ─バンドン高速鉄道は中国の広域経済圏構想「一帯一路」の重点プロジェクトとして位置づけられており、両国政府は建設工事の進捗状況を注視してきた。
両国政府は合弁でインドネシア・中国高速鉄道会社(KCIC)を設立し、中国国家開発銀行も同プロジェクトに45億ドル(約4900億円)の借款を供与した。これは、同鉄道の建設の主要な財源となっている。
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