推薦者|ウォンテッドリー CEO 仲 暁子

今後の働き方の環境を一言で言い表すなら、「個人と企業のつながりが緩やかになる」。
コロナ禍でリモートワークが増えたことにより顔を合わせる機会が減り、物理的なつながりが緩やかになった。また労働人口が減少する中、衰退産業から成長産業へのシフトが求められるが、日本では雇用規制の影響もあって転職を劇的に促すまでには至っていない。政府はそれを副業で補おうとしている。
よって、高度経済成長時代から続いていた、企業が個人の面倒を見る代わりに個人はその企業のためにどこまでもついていく形から、より契約的で対等なつながりになっていくだろう。
将来的には個人も企業も二極化していく。プロセスを踏んで成果を出していた人は、それが通用しなくなる。企業もバラバラに散っているメンバーを自律的に動かさないとプロジェクトが推進できなくなる。そうした組織をつくれないと取り残されてしまうだろう。
究極的には個人事業主と巨大グローバル企業の2つが残る形になるのではないか。すでに個人で働くためのインフラは整ってきている。20〜30年前ならバックオフィスなどすべて用意しなければならなかったが、今は時間単位でサービスを提供するユニットエコノミクスが確立されている。
個人と巨大グローバル企業の間に、給料はほどほどで、すごく優秀な人がいるわけではないが、きちんと事業が回っているという企業が一定程度残るだろう。
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