年初に買い替えたばかりの仕事用ノートパソコンが故障した。組織に所属しない働き方の場合、こうなるとお手上げである。
保存したデータにどうアクセスするか、差し迫った締め切りを古いパソコンでどう切り抜けるか──。手元のデジタル機器が1つ壊れただけで仕事が機能不全に陥る現実に、愕然とする。
急いでメーカーのサポートセンターに連絡を取り、週明けの店舗での相談を予約した。当日は念入りな消毒と検温、厳格な入場制限をくぐり抜け、修理担当者の元にたどり着いた。
この日、相談に来ていた客の多くは高齢者だった。もはや人による対面サービスは当たり前のものではなく、時間があって我慢強い人間だけが享受できるぜいたくなサービスになったと実感した。
各種のIDとパスワードを確認・入力しながら手続きを進めていくが、これがまた厄介だ。2段階認証や定期的なパスワード更新など、セキュリティーレベルを高くすれば煩雑になる。クラウドで管理していても、定期的な更新を怠っていると役に立たない。IDとパスワードを紙で管理している人は多いのではないか。時間が経つと、その紙の保管場所が思い出せなかったりするのだが。
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