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わが国の民度は本当に高いといえるか 政府の行動について正確な記録を残してほしい

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麻生太郎副総理兼財務相は6月に国会で、新型コロナウイルス感染者の死亡率が日本で低い理由を問われ、「他国と比べて、民度のレベルが違うからだ」と答弁して物議を醸した。わが国の民度は本当に高いのか。最近のいくつかの出来事から考えてみた。

安倍晋三首相が持病の再発を理由に突然辞任した。すると内閣支持率が20%前後跳ね上がった。内閣支持率は、その内閣の政策や首相、大臣の政治姿勢などを市民が総合的に判断して採点するものだ。だが、辞任表明の前後で政策も政治姿勢も変わっていない。

それなのになぜ、内閣支持率がかくも急激に変化するのか。病の再発で任期途中の辞任を余儀なくされた首相への判官びいきと考えるほかない。こういった浪花節的な心情がかくも幅を利かす社会の民度が高いはずはないだろう。

新型コロナの問題では、感染者への差別や偏見をなくすように文部科学相が子供たちや保護者、教職員へのメッセージを発表した。その中には、医療従事者やその家族への差別をやめる、医療従事者への敬意や感謝を伝えるといった要望がある。こんな当たり前のことを、わざわざ文科相が訴えないといけないのが現実だ。

この2つだけでも、わが国の民度が決して誇れる水準にはないことを示している。

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