──活況の国内ホテル市場をどう分析していますか。
秋口から需要に不安が出てきた。台風など天候の影響で、伸びるべき時期に観光産業が弱含みなうえ、日韓問題で韓国からのインバウンドが減っている。そんな中、数年前から懸念していたバジェット(低価格)ホテルの過剰供給問題が顕在化し、関西方面、とくに京都で値崩れしつつある。
一方、われわれが京都で運営する米ホテルチェーン大手、マリオット・インターナショナルのラグジュアリー(最高級)ブランド「翠嵐(すいらん)」の単価は毎年上昇している。富裕層の受け皿たるラグジュアリーホテルはまだ足りない。
──「翠嵐」を利用する客層は。
国内、アジア、北米系がおおむね均等に宿泊している。とくに米大手旅行誌『コンデナスト・トラベラー』の日本のホテルランキングで2年連続の1位を獲得するなど、米国の人々からの評価は非常に高い。ラグジュアリーの客層は、ポイント付与といった特典にあまり関心がないのが特徴だ。
今春、虎ノ門に竣工する複合ビルの高層階には日本初進出のラグジュアリーブランド「エディション」を誘致した。ラグジュアリーの存在はビルやエリアの地位を向上させ、企業が虎ノ門にオフィスを持つ意欲を高める効果がある。
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