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「トヨタとは対等な関係で仲良くけんかする」 中村知美 SUBARU 社長

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なかむら・ともみ 1959年生まれ。82年慶応大学法学部卒業、富士重工業(現SUBARU)に入社。国内営業を中心に経営企画やマーケティングなどを経験。2016年4月に専務。18年6月から社長兼CEO。(撮影:梅谷秀司)
電動化や自動運転など、100年に1度の変革期にある自動車業界。SUBARU(スバル)が生き残りを懸けてトヨタ自動車との提携を深めた。トヨタはスバルへの出資比率を20%に引き上げて持ち分法適用会社とし、スバルはトヨタ株を取得して、株を持ち合う。本誌などの共同インタビューで狙いと今後について語った。

──トヨタとの提携を深めた意味合いを教えてください。

15年間の提携期間でできてしまった垣根を壊したかった。これまではギブ・アンド・テイクを原則としていた。だが、規模も違うし、スバルから返せるものが多くはない。返すものがないから仕方なく自分たちで開発することもあった。開発では協力したとしても、販売現場ではガチンコ勝負。結果として「ここから先は教えない」とお互いに壁を作っていた。

だが、そんなことを言っている場合ではない。100年に1度の変革期にすべての技術をスバルだけでやっていたらパンクする。トヨタだって協業できるところはしたい。できる部分は協業して、開発リソースはスバルらしさを磨く方向に割いていく。言うだけでは伝わらないので象徴が必要だった。

──相互出資でどう変わりますか。

実は、スバルもトヨタの株主になったことのほうが意味は大きい。昔のトヨタには資本の論理もあった。私も以前(折衝)窓口をやったが、嫌な思いもした。スバル側も、これまでは大株主であるトヨタへの遠慮が出てしまうことがあった。われわれも株主になることで、対等に付き合える。現場には、仲良くけんかしてくれよと言っている。

──共同開発も多い中、どうスバルらしさを守りますか。

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