──3社の統合状況とブランドが増えた効果をどう捉えていますか。
顧客層が違うのでブランド間の食い合いはない。共通するのは、単に必要な栄養分を摂取するのではなく、より体にいいなど付加価値を期待する人を対象とする点だ。シナジーとしては資材の共通化や共同配送などが進捗しており、これから約5年をかけて配送センターを再編する。マーケティングでも、今年に入ってから、グループ内での「パクり合い」が起きている。あるブランドで売れた商品を残りの2ブランドがまねすることで、売り上げを伸ばしている。
料理本を片手に食材を買って食事を作る時代は過ぎ、これらの機能を1カ所で手がけるサービスへの需要が高まっている。ミールキットがこの欲求を満たしている。
──アマゾンフレッシュや楽天西友ネットスーパーなど、食品宅配に注力する企業が増えています。
業界やシェアのことは考えていない。われわれの強みは食品宅配のインフラとノウハウだ。週1回、お客さんは多くの種類の中から商品を選んで購入できるため、通常のサブスクリプション(定額利用)サービスと比べてシステムが複雑だ。複数ブランドの食品宅配に対応できる物流やシステムはうちにしかない。
この記事は有料会員限定です
残り 745文字
