──オフィス家具は働き方改革にも関係するとか?
2015年ごろからか、ワンフロアが広いオフィスビルが好まれるようになってきた。同じ企業であってもビルの上下階に分散すると、人の行き来がなくなって情報も分断される。人のコミュニケーションが大事だと認識されるようになって、ワンフロアの床面積が大きいビルに移りたいという動きが強まっている。
もう1つの動きは、テレワークが普通になったこと。時間の効率的な活用のためとIT機器の発達によるものだ。オフィスも遠隔会議をできるようにしたり、会議室の予約システムを例えばスマートフォンに対応させたりする必要が出てきた。
──オフィスの執務風景は、この10年でずいぶん変わりました。
オフィスは、従来だと組織図と同じように机を配置すればよかった。だがそれでは縦系統が温存され、情報が上下でしか伝達されない。組織横断的にコミュニケーションをするには、フリーアドレスにしたり、共用スペースに工夫を凝らしたりといったことが求められている。だから「創造的な仕事をしたいのならば、オフィス環境をすべてつくり変えるくらいにしましょう」と企業に提案している。働く空間の整備は、採用の面からも必須になっている。
──天板が上下に動く「上下昇降デスク」が売れています。
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