有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #トップに直撃

「丸亀製麺に次ぐ業態を複数持つ必要がある」 粟田貴也 トリドール ホールディングス 社長

3分で読める 有料会員限定
あわた・たかや 1961年生まれ。神戸市外国語大学中退。学生時代のアルバイトで起業資金を貯め、85年に焼き鳥店「トリドール三番館」開業。90年トリドールコーポレーション(現トリドールホールディングス)設立。2000年に「丸亀製麺」1号店を出店。(撮影:梅谷秀司)
800以上の店舗がある、うどんチェーン・丸亀製麺を運営するトリドールホールディングス。客数減少に苦しんでいた丸亀製麺は今年に入り持ち直している。一方、国内外で企業買収を続けてきたが丸亀製麺に次ぐ柱は育っていない。丸亀製麺の現状と、ブランド育成への考えを粟田貴也社長に聞いた。

──2018年度、丸亀製麺の既存店売上高は前年割れが多く、減損を計上しました。ただ19年5月以降は前年を超えています。

14年にテレビCMを始めた際、高単価なフェアメニューを訴求すると売り上げが跳ね上がった。そこでフェアメニューに合わせCMを年8回打ち、既存店の売上高を更新していた。だが18年1月から既存店客数が前年を超えられなくなった。飽きがきたのかもしれない。既存客の定着が難しい中で、新規客を取り込む努力を怠ってしまった。

フェアメニューはライトユーザーや来店したことのない顧客に刺さっていなかった。いちばんの強みである店内製麺も多くの顧客が認識していなかった。そこで外部のマーケティング会社に協力を仰ぎ、店内製麺を訴求するCMを19年1月末から始めた。すると客数が増え、既存店売上高が5月から前年同月を超え続けている。

──丸亀製麺は店舗数が増え続けていますが、今後の出店方針は?

店舗数は国内で800を超えたので、まず4〜5年以内に1000を達成したい。これまで郊外のロードサイド店がいちばん得意だったが、食い合いも起きるので新たな立地が必要だ。手薄なのは都心。メニュー数を絞り、狭い面積で、少人数で店舗を回し、高家賃と高人件費を吸収できる業態を作ろうと秋葉原で実験している。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数