新年おめでとうございます。
今年も「ゴルフざんまい」とのお付き合いをよろしくお願いいたします。
いよいよ2020年、東京オリンピック・パラリンピックの年がやってきました。世界各国からメダルを目指してアスリートたちが集結、熱戦が展開されるでしょう。その感動的な場面をこの目で見たい、そんな方々が世界中から東京に集合、そして全国各地を旅して皆さんとどんな出会いがあるんでしょうか。
前回の東京オリンピックは1964年。ちょうどその年の6月、私はプロテストに合格、そして10月にオリンピックが開催されました。プロゴルファーになったばかりの私はいつになく各競技に胸を熱くしたものでしたが、とくに感動を与えてくれたのがエチオピア出身、金メダリストのアベベ・ビキラでした。ローマ大会を裸足でひたむきに、淡々と走っていた姿を自分と重ね合わせたのか、新人の私にアベベは将来への大きな夢と勇気を与えてくれたように記憶しています。
「プロになったら楽に飯が食える」と思ってたんですけど、プロの世界はそんな思いを一掃させるものでした。ゴルフの技術や心構えに不十分な部分もありましたが、当時、米国ツアーのビッグ3に倣った和製ビッグ3、杉本英世、河野高明、安田春雄という大きな存在があり、その分厚い壁に割って入るにはしばらくの時間が必要だったのです。その頃の私のゴルフは、半分良いと半分悪い、まあ簡単にいえば安定感のないゴルファーだったんですね。戦う相手は楽ですよ、今は調子いいけどいつか崩れると思って戦えるんですから。
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