アマチュアの金谷拓実が、三井住友VISA太平洋マスターズで優勝した。
この大会でアマチュア選手が優勝したのは、2011年大会の松山英樹以来2人目(日本ツアー制施行以来4人目/ほかに1980年倉本昌弘、07年石川遼)である。
金谷選手はJGAのナショナルチームの一員で、ガレス・ジョーンズコーチの指導をしっかりと実行して成長した選手だ。「早く世界で戦いたい」と言い、もしプロ転向しても「アメリカのツアーでなくヨーロッパツアーに魅力を感じる」と言う選手である。その根底には、スコットランドなどに遠征した際に出合ったリンクスコース体験の刺激にあった。
「リンクスコースをプレーしていて感激というか、これがゴルフ!という感覚を覚えたんです。大好きになりました」と言う金谷は、その経験からゲームの幅を広げたといっていいだろう。
過去に、トム・ワトソンがこう言っていた。
「実をいえば、プロ転向してから私は、高い弾道で上から落ちてぴたりと止まるボールを打ちたくて、それに執着していたんです。ちょうどその頃、トーナメントコースのグリーンのスピードがどんどん速くなってきて、そういう弾道を要求していたのも確かなんです。でも、全英オープンでリンクスコースを体験して、それだけではいけないと思ったんです。最初リンクスコースでプレーしたときは、嫌いだったんですよ(笑)。目指していた弾道やゲームの構築とは異質でしょう」
この記事は有料会員限定です
残り 498文字
