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将来の自動運転化で勝算はあるか? Interview|豊田合成社長 宮﨑直樹

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みやざき・なおき●1957年生まれ。80年京都大学法学部卒業、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。2013年専務役員、14年豊田合成副社長に就任。15年から現職。(撮影:永谷正樹)

主役になることはないが商売できる”場所”はある

電動化に関しては、軽量化や静粛性が求められるようになる。主力とする樹脂やゴム製品ではそうした機能強化を進めており、ビジネスチャンスが広がると思っている。

一方、自動運転では決してわれわれは主役になれない。基本的に電子製品をやってないからだ。その分野はデンソーなどが主役を担っていくだろう。

ただ、当社はハンドルやその周りのコックピット関連、運転席と助手席の間のコンソールボックスなどを手掛けている。さらに後のリアガーニッシュや前のフロントグリル、ミリ波レーダー対応エンブレムカバーなどエクステリアも扱っている。そうした場所にはセンサー類やカメラ類が入ってくる可能性が高い。つまり自動運転の商圏でこれまで商売させてもらっており、それが大きな強みになる。

──いわば商売する「場所」はすでに押さえているということですね。

そうだ。それをうまく使って、電子製品などを扱っているメーカーと協業していきたい。1年半以上前からトヨタグループの中でいろいろと協業の検討を始めている。自動運転は単品よりも、まとまった範囲での仕事になってくる可能性がある。グループ企業と手を取り合って、モジュール単位の開発ができるメリットは大きい。

当社はメッキや塗装、加飾などに強く、どうデザインしたらいいかなどでは一日の長がある。グループの中に競争相手はあまりおらず、ある意味で特異な存在だ。映画でいえば、主役はあくまで俳優で、われわれはヘアメークや衣装を担うスタッフといえる。そういう意味で、「ウィン・ウィン」の関係で補い合える。

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