パワーステアリング(操舵装置)メーカーとして、自動運転の「操作」領域を中心に担っていく。自動運転は今、レベル3(緊急時以外はシステムが操作)までは実用化が見えており、今後レベル4、5(いずれもシステムがすべて操作)と開発を進めていきたい。
今でもパワステにはコンピュータがついており、ハンドルを切った舵角や横加速度、スピード、路面反力などすべてを演算し、最適なモーターパワー性能を出している。運転手は意識していないため、自分で上手に運転していると思っているけどね(笑)。ステアリング制御の技術こそ競争力の源泉であり、自動運転でも生かせる。ハンドルがなくなっても、舵を切る装置自体は絶対いる。
トヨタグループで協業推進 ボッシュと同じ土俵で戦う
──他社との連携も必要ですか。
自動運転は単独ではできない。自動車メーカーの要求に応えるには、ソフトもハードも持っていないといけない。当然ながらトヨタグループ内でも協業を進める必要があり、デンソーやアイシン精機とはよく話をしている。われわれがタッグを組めば、車両全体の統合制御に加え、ブレーキ制御などもそろう。そうなれば(自動車部品メーカー世界最大手の)独ボッシュとも同じ土俵で戦える。
もっとも最終的にはトヨタグループ外にも売れるような力がないといけない。その力がなければ、トヨタへの本当の貢献にならない。外に売れることでフィードバックがあるし、量産効果も出る。
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